小学生から大学生までのなりたい職業ランキングにほぼ入っている「医師」。お医者さんの専門分野お医者さんになるためのステップや気になる年収は?
日本における医師の数
現在の日本では、医師の数は約35万人という統計がでており、高齢化社会に対応するため年々増える傾向にあります。社会に求められる職業の1つなのでやりがいを感じる職業となりますね。
日本における医師の専門分野の種類
- 内科
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- 一般内科
- 消化器内科
- 呼吸器内科
- 循環器内科
- 神経内科
- 腎臓内科
- 外科系
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- 一般外科
- 整形外科
- 脳神経外科
- 小児科
- 産婦人科
- 精神科
- 皮膚科
- 眼科
- 耳鼻咽喉科
- 麻酔科
- 放射線科




医者になるためのステップは?
6年間の学習
大学を卒業する
医師国家試験は、日本全国で行われる試験で、筆記試験が中心です。
試験に合格すれば、医師免許が交付されます。この免許は、厚生労働省が発行するもので、日本国内で医師としての活動が可能になります。
国家試験に合格後、2年間の初期臨床研修を行います。
自分の専門分野を選択し、専門医資格の取得に向けてさらに研修や試験を受けることができます。
これらのプロセスを経て、医師としてのキャリアのスタートです!
1番人気のある医師の専門分野は内科医
臓や胃腸の病気に対する要望が高く、生活習慣病の増加に伴い、これらの分野の医師は多くの患者さんに対応しています。
医師国家資格を取得した後内科医になるには?
指定の研修病院で2年間の研修をおこないます。そして内科の診療科に属して働くことになります。
内科医に向いている人はどんなタイプ?
- 観察力がある人
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内科医は、症状や身体的な変化を詳細に観察し、診断を行う必要があります。
- 論理的な思考ができる人
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内科医は、様々なや検査結果をもとに、病気の原因を特定するため、論理的な思考力が求められます。
- 忍耐力がある人
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内科では、慢性疾患や長期的な治療が必要な患者も多く、すぐに結果が見えない場合があります。
- コミュニケーション能力が高い人
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内科医は、患者とのコミュニケーションが特に重要です。患者の症状を詳しく聞き取り、わかりやすく説明することが求められます。
- 広い知識を持つことに興味がある人
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内科医は、全身の病気に対応するため、骨の折れる医学知識を持つ必要があります。
- ストレス耐性が高い人
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医師の仕事は、大きなプレッシャーがかかります。 特に内科医は、命に関わる重症患者を担当することもあり、冷静に対応するストレス耐性が求められます。
- 協調性がある人
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医師としては、他の医療スタッフや他の専門科の医師と連携して診療を行う機会が多いです。
- 患者に寄り添う姿勢がある人
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特に慢性疾患や高齢患者の場合、長期間サポートを続けることになるため、患者の気持ちに寄り添う姿勢が必要となります。
内科医の平均年収は?
勤務医と開業医で平均年収は異なります。
勤務医の場合の平均年収
約1,247万円
開業医の場合の平均年収
約2,300万円
内科医の場合は勤務医と開業医どっちがいい?
勤務医は、安定した収入と働く環境を提供してくれるため、経営のリスクを負いたくない方には向いています。




2番目に人気な専門分野は整形外科医
齢化社会の中で、骨や関節を気にする患者さんが増えており、整形外科は非常に人気です。
整形外科医に向いている人の特徴
- 手先が器用
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整形外科では、骨折の手術や関節の修復手術、人工関節の埋め込みなど、精密な手術が多く行われます。
- 体力とスタミナがある
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整形外科の手術は、長時間にわたるものも多く、立ちっぱなしで作業をすることが多いです。
- 問題解決能力が高い
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整形外科では、複雑な骨折や関節の問題、運動機能の障害に対して、最適な治療方法を選択する必要があります。
- コミュニケーション能力が高い
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医療技術は常に進化しており、新しい手術技術や治療法を学び続ける姿勢が求められます。
- 力強さと繊細さのバランスが取れている
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整形外科手術では、力を要する作業が多い一方で、繊細な操作も必要とされます。
- リーダーシップ
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整形外科医は、チームで手術を行うことが多く、周囲を指揮しながら手術を進めていくことが求められます。
整形外科医の平均年収は?
整形外科医の平均年収は、一般的に約1,200万円から2,000万円の範囲とされています。
整形外科医のデメリット
- 高いストレスレベル
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整形外科医は、手術結果が直接的に患者の生活の質に大きく影響するため、プレッシャーが非常に高い仕事です。
- 長時間労働
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医師全般に言えることですが、整形外科医も長時間労働が日常的です。外来診療、手術、術後のフォローアップ、そして緊急手術への対応など、多忙なスケジュールが続きます。
- 緊急手術や対応の多さ
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骨折や外傷など、緊急性が高い症例が多く、突然の呼び出しや夜間・休日の緊急手術が必要になることも少なくありません。
- 学習と技術向上の継続が必要
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整形外科は技術革新が進んでいる分野であり、新しい治療法や手術技術が次々と導入されています。そのため、医師は常に新しい知識を学び、技術を磨き続ける必要があります。




3番目に人気な分野は小児科医
子供の健康管理に特化した分野で、家庭のニーズが高いです。
医師免許はく奪
日本で医師免許はく奪されたケース例を挙げてみました。
重大な犯罪行為
殺人、傷害、性的暴行、窃盗などの刑法に触れる犯罪など医師としての信用を著しく失墜させる行為をした人。
医療行為における重大な反省
医療ミスによって患者が危篤になった時や、患者の診察を不当に拒否したりした時。
不正行為や詐欺
反省や改ざんした診断書発行や健康保険の不正請求のような、偽りの医療行為で患者や社会をだます行為。
薬物やアルコールの依存
医師自身が薬物依存やアルコール中毒になり、それが医療行為に及ぶ場合。
不道徳な行為
セクハラや被害が確認された場合。