「弁護士になりたい!」と思う高校生・大学生へ向けて、弁護士の仕事内容や魅力を簡単に紹介。
目次
弁護士の仕事とは?
弁護士がどのような仕事をするか解説をしています。
- ①民事事件の対応
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個人や企業間のトラブルを法的に解決します。
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- 離婚問題(財産分与・親権争い)
- 相続トラブル(遺産分割・遺言書の作成)
- 債務整理(自己破産・任意整理)
- 不動産トラブル(立ち退き問題・契約違反)
- ②刑事事件の弁護
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犯罪を犯したとされる被告人の弁護を担当します。
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- 被疑者・被告人の弁護(無罪主張や減刑交渉)
- 逮捕された人の釈放交渉
- 被害者側の代理人(損害賠償請求など)
- ③企業法務
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企業が法律違反をしないようにサポートします。
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- 契約書の作成・チェック
- 労務管理(ハラスメント対策・解雇問題)
- M&A(企業の合併・買収)
- 知的財産権の保護(特許・商標登録)
- ④行政事件の対応
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国や自治体と個人・企業の間のトラブルを扱います。
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- 税務訴訟(不当な課税に対する争い)
- 入管問題(外国人の在留資格)
- 公務員の処分に対する訴訟
弁護士になるまでの流れ
STEP
大学進学(法学部 or 他学部)
STEP
法科大学院(ロースクール) or 予備試験合格
STEP
司法試験に合格
STEP
司法修習(1年間)&二回試験合格
STEP
弁護士登録
法科大学院 vs 予備試験 どっちがいい?
項目 | 法科大学院ルート | 予備試験ルート |
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学費 | 約300万〜500万円 (2〜3年分) | 0円 (独学 or 予備校費用のみ) |
難易度 | 法科大学院入試 → 司法試験(合格率30〜40%) | 予備試験合格率4% → 司法試験(合格率30〜40%) |
最短年数 | 6〜7年 (大学4年+法科大学院2〜3年) | 5年 (大学4年+予備試験合格) |
メリット | – 大学から法学を体系的に学べる – 司法試験受験資格が確実に得られる | – 費用がかからない – 早く弁護士になれる |
デメリット | – 学費が高額 – 卒業後に司法試験合格が必要 | – 予備試験の難易度が非常に高い – 独学だとハードルが高い |
弁護士の働き方
法律事務所の弁護士(一般的な弁護士)
個人や企業からの依頼を受け、裁判や法律相談を担当
企業内弁護士(インハウスロイヤー)
企業の法務部に所属し、契約・リスク管理を行う
公益活動・公務員弁護士
国や自治体の法務担当として働く(検察庁や省庁での勤務)
国際弁護士
海外の法律を扱う(外国の弁護士資格を取得することも)
弁護士に必要なスキル・適性
- 論理的思考力(法律をもとに問題を整理し、解決策を考える)
- コミュニケーション力(依頼人や裁判官と適切に話す力)
- 交渉力(裁判前に和解をまとめる能力)
- 忍耐力(長期間の裁判や難しい案件に対応する)
弁護士のお給料事情
弁護士=高収入というイメージですが、実際のお給料事情は勤務先や経験年数で大きく異なるようです。
平均年収
約1,000万円(日本弁護士連合会の調査より)
初任給
約500万円~700万円(勤務弁護士の場合)
弁護士になって後悔する理由
- 業務の忙しさ
- 責任の重さ
- クライアント
まとめ
弁護士は、トラブルの解決だけでなく、企業の成長をサポートしたり、社会問題を解決したりと幅広い仕事をしています。「人を助けたい」「法律を武器に活躍したい」と思う人にはやりがいのある職業です!