大学で教える仕事を目指すあなたへ｜資格から採用まで完全ガイド

大学講師はとても魅力的な職業です。 「どんな資格が必要ですか？」「実際の仕事内容は？」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大学講師になるための資格や必要なスキル、そして採用までの具体的な初めて目指す方でも分かりやすい内容となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

大学講師（教授）の仕事内容

教育活動

学部生や大学院生に向けた授業を行い、専門分野教育を行います。また、卒業論文、修士論文、博士論文など学生の研究などをサポートし、卒業後の進路について相談にのったりもします。

研究活動

大学教授は教育者でもあり研究者としての役割もじゅうようとなります。専門分野における新しい知識や技術の向上のため研究をおこない、論文の執筆や発表をします。

研究資金を得るために民間企業の助成金申請などを活用します！

社会貢献活動

の参加や講演活動をおこなったり、企業と共同研究を実施し商品開発などを行うことで社会に還元します。

大学運営

大学教授は、教育と研究だけでなく、大学運営にも関わります。カリキュラムの設計や学生募集活動などを企画します。

国際活動

外国人留学生の指導や国際学会での発表などグローバルな活躍も求められる場合があります。

大学教授の仕事内容は多岐にわたり、教育、専門知識だけでなく、力やマネジメント能力も必要です。これらのバランスをよく行っていることで、教育機関としての大学の役割を果たしています。

大学講師の働き方

自由度が高いスケジュール

授業や会議などの固定スケジュール以外は、自由に時間を過ごすことができます。この間に研究などをおこなったり学生へのサポートをおこないます。

勤務地

基本的にキャンパス内となりますが、執筆や研究などによっては様々な場所で勤務します。

年間の様子

授業期間（通常4月～7月、10月～1月）は講義や準備、試験の採点などをおこないます。一方、長期休暇中（夏休み・冬休み）は研究や学会発表にをおこなうため、完全な休暇にはならないことが多いですが、自分で差配ができます。

ワークライフバランス

自由度が高い働き方のため、時間の使い方を上手に管理すれば、ワークライフバランスを優先しやすい職業です。

大学講師になるために必要な資格

大学講師になるためには、
修士号以上の学位が基本的に必要です。 特に、博士号（Ph.D.）を持っていることが、採用に有利になるだけでなく、大学によっては必須です条件となる場合もあります。

博士号を取得するには

学士→修士→博士課程を修了し、学術論文を提出して審査を通過する必要があります。

専門資格（場合による）

教職課程

教育学部の講師の場合、教員免許を持っていることが求められることがあります。

医療系資格

医学部や看護学部では、医師免許や看護師資格が必須です。

法律系資格

法科大学院では、弁護士資格や司法試験合格が条件となる場合があります。

大学講師の求人を探す方法

JREC-IN ポータル（ジェックインポータル）

文部科学省が支援する研究者向けの求人サイトで、日本国内の大学講師や研究職の求人が豊富に掲載されています。

大学公式サイト

各大学の公式ウェブサイトには、教員公募情報のページが設けられていることがあります。

学会サイト

 日本学術会議協力学術研究団体一覧（公式サイト）へ

研究機関や関連団体の求人サイト

国立研究開発法人や専門機関のサイトでも、研究職兼務の大学講師ポストが公開されることがあります。

教育系の転職サイト

Teach for Japan

採用活動の流れ

よくある質問

大学講師と教授の違いは？

大学講師は授業や学生指導を主とし、研究や大学運営に関してあまり関与しません。一方、教授は研究や大学運営に大きな役割を担っています。

博士号がなくてもなれますか？

実社会で大きな成功実績がある場合は博士号がなくても教授になれるケースもあります。ですが、国立大学など特定の大学では博士号が必須となるケースがあります。

年齢制限はありますか？

法律上の年齢制限はありません。多くの大学では定年制度もあります。